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バンク・オブ・アメリカは、原油価格はOPECの産油制限合意の延長と米国の対イラン制裁によっては1バレルあたり100ドルを超すと確信をもって予測しているものの、ブルームバーグはベネズエラの供給に乱れが出るリスクも依然として残っていると指摘している。
世界の原油供給市場に占めるイランの割合は4%。このため対イラン制裁が発動されれば、国際原油市場の全体量も縮小する恐れがある。
- トランプ大統領の決定
トランプ大統領は8日、イラン核合意に離脱を宣言。イラン核合意は2015年、ロシア、米国、英国、中国、仏、独の六か国協議で達成されたもの。米国がこれを離脱することで、合意締結以前の制裁に逆戻りした。
- OPEC加盟、非加盟国合意
OPECの加盟国と非加盟国は2016年末、ウィーンで産油量を同年10月のレベルより日量180万バレル削減することで合意に達した。
本合意の履行は2017年年頭から開始されており、合意はすでに2度、延長されている。