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北極の氷からは17種類のプラスチックが発見された。その中には包装材料、塗料、ナイロン、ポリエステル、タバコのフィルター製造に使われるアセチルセルロースなどが含まれる。微粒子の多くは海洋生物の体内に容易に入りこみ、死に至らせるほど小さい。研究結果はアルフレッドウェゲナー極地海洋研究所のサイトに公開された。
プラスチックの主な危険は、すぐには自然に分解されないことにあるとロシア科学アカデミー海洋研究所のミハイル・フリント氏が述べる。放射能汚染や海洋の高い金属濃度は自然に処理されるが、プラスチックでは不可能だ。
海洋のプラスチック汚染は、プラスチックを集めてリサイクルすることによってのみ可能。これは科学だけでなく、人類文化にとっての問題だとフリント氏は強調する。