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石西礁湖のサンゴは水温の上昇とオニヒトデによる白化現象の被害から回復していない。
これは数十年間続いているプロセスで、石西礁湖のサンゴは大規模な白化現象の影響で、1980年代後半から80%減少している。
白化現象は、異常に高い水温によりサンゴが藻類を放出して失うことで起きる。
人工衛星からの写真と約1000箇所の地域モニタリングサイトの情報10年分を分析した研究により、石西礁湖にある良好な状態のサンゴは1991年の14.6%から1.4%に下落したと示す。
サンゴは水温が下がれば再び回復することができるが、数度に及ぶ大規模な白化現象により石西礁湖で回復は遅れている。最も最近の白化現象は2016年に起きた。
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