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シカゴは銃による死亡率で米国ワースト1となっており、国内で最も厳しい武器販売を制限する法律は焼け石に水のようだ。銃により怪我をした数十人が毎日、病院や死体安置所に届く。問題は、地元の犯罪組織が違法な武器販売を行っていることにある。
調査チームは、2006年から2014年にかけて逮捕された武器の闇販売者と顧客の事件を研究し、彼らの社会的ネットワークを再構築した。違法販売で逮捕された人のなかで犯罪組織に所属しているのはわずか20%。残りは同市の一般市民だと判明した。
シカゴの治安機関は武器の合法販売の制限ではなく、違法販売対策に力を注ぐ必要があるとチームは結論付ける。論文は科学誌『Journal of Urban Health』に掲載された。
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