スプートニク日本
「なぜ兵器を見せるのかと聞かれるが、こうするには理由が2つある。1つは20世紀、この国は2千万人の人命を失ったからだ。人口2千万人といえば、これは欧州の中規模の国と同じだ。その国が消えたのだ。私の暮らしている町には敵が攻めてきた。これは200年も前の話ではなく、70年前に起きたことなのだ。」
ザハロワ報道官は、ロシアが兵器を公開するもう1つの理由は、「80年代、我々が国の門戸を開いた時、これは友好を結び、新たな平和、善隣関係、協力を基盤に世界を構築し、冷戦を終結させたいという自発的な意志だったが、我々は騙された」と語り、「私たちは騙されたのだ。NATOは拡大し、我々の国境に配備された人員数も、世界中にあるNATO軍基地の数も増えてしまった」と指摘している。
ザハロワ報道官は、「我々が武器を見せるというのは20世紀にあったような事態にはもうならないということを言っているのだ」と語った。