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バイカル・アムール鉄道から延びる新たな線路は、ユーラシア大陸のロシアの東端のネヴェリスコイ海峡まで延長された後、サハリン島との間を鉄橋でつなぎ、その後さらにサハリン島と北海道の間も鉄橋でつながれる。ペフテレフ所長は、サハリン島へとかけられる鉄橋は、クリミア共和国と本土ロシアの間のケルチ湾をまたいで、先日かけられたばかりの橋に類似したものになると説明している。ペフテレフ所長は、この橋の開通によって日本は島国から大陸の国へと変貌するだろうと述べ、欧州向けの貨物は配達の必要日数もコストも著しく削減が可能だと指摘している。
このプロジェクトにすでに日本側からの参加はあるか?
「まだない。このプロジェクトを日本で公にしたとき、日本側は『まずサハリンで開始してください。その段階で北海道‐サハリンの観点でこちらもイニシアティブを発揮しましょう』と言った。ただしその時はあまりはっきりしたものではなかったが、今はプロジェクトは前提的な調査の段階に入っている。日本側にはプロジェクト実現に多いに参加をつのりたい。」
ペフテレフ所長は土地の前提的な調査作業はすでに開始されており、今年末までにはプロジェクト第1段階の工事期間、費用は明らかにされると語っている。これと並行して大陸での鉄道の軌間に合わせた鉄道がサハリン島に敷かれる。
プロジェクト実現には大まかな期限はあるか?
「ロシア鉄道株式会社の社長はサハリン島への延長はバイカル・アムール鉄道とシベリア横断鉄道の発展第2段階の枠内で実現されると語っている。第2段階は我々の元では2019年から2023年の間として実現される。つまり工事終了は2023年かこれに近い頃になるだろう。」
北海道とサハリンをつなぐ橋の完成時期についてはペフテレフ所長は回答につまった。所長は日本側にプロジェクトの詳細を検討し、ロシアと合同でその実現に参加するよう呼びかけているほか、特に技術面で日本の協力をあおいでいる。
「運輸分野での露日の相互行動は二国間経済関係を質的に新たな段階に引き上げるために良い展望を開くものだ。直通鉄道の敷設プロジェクトの合同実現は二国関係および露日のグローバルプロセスの拡大に確固とした基礎を約束するだろう。」
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