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メルケル氏は、ロシアを再びサミットの枠組みに加えることは、ウクライナ危機の問題解決には何の意味も持たないと主張する。フランス、カナダ、EU諸国が同氏の主張を支持している。同氏は先週にも、ロシアのG8復帰に関しての議論を拒否した。同氏は、「ロシアが国際法を侵害している以上、復帰は不可能である」と述べる。
また、カナダのケベック州にて開催される、先進7ヵ国首脳会議(G7サミット)にロシアが参加すべきであるとするドナルド・トランプ米大統領の主張を受け、メルケル氏は反対の立場を明らかにした。
トランプ氏の発言に対してロシア側も反応を見せている。ドミトリー・ペスコフ露大統領報道官は、ロシアはG8復帰を重要視していないことを伝えた。
G7は1998年、ロシア参加後G8となったが、クリミア併合を機にロシアが除外され、再びG7となった。現在はドイツ、米国、カナダ、日本、フランス、英国、イタリアの7ヵ国がG7を構成している。
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