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米テキサス州に住むジェレミー・ストクリフさん(40)は妻とともに庭仕事をしていた。突如、妻のジェニファーさんが叫び、ジェレミーさんが芝刈り機を捨てて駆け寄ると、1メートルを越す強毒のヘビ、ニシダイヤガラガラヘビを発見した。
すぐさまジェレミーさんはスコップを手に取り、頭を一刀両断した。
10分ほどして、ジェレミーさんはヘビの頭を捨てようとした。だが手を近づけた瞬間、切断された頭が手に牙を刺し込み、30秒ほどその状態が続いた。
恒温動物と違い、ヘビは常に脳に酸素を供給する必要がない。彼らは外部から熱を受け取り、体温を維持するために体内の資源をほとんど消耗しないためだ。ナショジオ・ワイルドは説明する。このため、切断された頭は死後数時間は「生きる」ことができる。
また、テキサスA&M大学小動物臨床科学部の獣医師であるクリスティン・ラッター氏によると、切断されたヘビの頭に噛まれることは、生きたヘビに噛まれるより危険だと指摘する。
911(米国の119番)を呼ぶあいだ、ジェレミーさんは発作が始まり、意識を失った。
「彼は、もし死んでも私を愛してると言いました」と妻のジェニファーさんは語る。
通常、ニシダイヤガラガラヘビに噛まれた際に打つ血清は2〜4個だが、ジェレミーさんは26個打ち、医師は医療行為としてジェレミーさんを昏睡させた。
ジェレミーさんの容態は現在安定しているが、まだ腎不全に悩まされており、指を切断する必要があるかもしれない。
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