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「金委員長は私に、北朝鮮がミサイルエンジンの大型実験場の廃棄をすでに進めていると伝えた」とトランプ氏は明らかにした。
この項目は共同声明に記載されていないが、トランプ氏によると、書類の署名後にこの問題の合意に至った。
さらに、トランプ氏は北朝鮮の非核化プロセス検証方法についても正恩氏と協議したと述べた。その上で、米国は朝鮮半島周辺での軍事演習を止めると表明した。
一方で、北朝鮮への制裁は核兵器の要因が排除されたあとで取りやめると強調した。しかし、トランプ氏は、北朝鮮に対する300項目の追加制裁の発動を中止したと指摘し、「無礼だろうからだ」と説明した。
トランプ氏はまた、まもなく北朝鮮との外交関係を樹立すると約束すると同時に、その時はまだ来ていないと特に強調した。
記者団からの質問に対してトランプ氏は、北朝鮮におけるキリスト教信者の状況と日本人拉致被害者問題について正恩氏と話し合ったと答えた。
トランプ氏はまた、北朝鮮との合意の詳細について米政府で話合い、韓国、日本、中国と協働する方針だと語った。
米朝首脳会談では北朝鮮における人権問題にも時間が割かれたとして、正恩氏が人権尊重に関して何かを講じるだろうと期待を寄せた。
トランプ氏は正恩氏との話合いで譲歩していないと主張。そして、今は北朝鮮に軍事的脅威をちらつかせる時間ではないと特に強調した。
「保証できるものは何もない。私が言えることは、彼らが合意を望んでいること。そして、私が取り組んでいるということだ。私は生涯ディール(取引)を結んできた…そして、誰かが合意を望んでいる時とそうでない時を知っている」とトランプ氏は述べた。
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