35年前に失踪の軍事機密保持者 米で拘束

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軍事機密を持ちながら35年前に失踪した元米空軍大尉が、米カリフォルニア州で逮捕された。AP通信が空軍の特別捜査局の発表を基に報じた。

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ウィリアム・ハワード・ヒューズ・ジュニア容疑者は、使用していた偽造身分証明書などの捜査の結果、逮捕された。

35年前、米空軍で勤務していたヒューズ・ジュニア容疑者は機密情報にアクセスしていた。容疑者は冷戦中、北大西洋条約機構(NATO)の監視システムの計画と分析に携わっていた。

ヒューズ・ジュニア容疑者は1983年に失踪。当時33歳だった。失踪に伴い、ソ連の諜報員に誘拐されたか、情報機関にスカウトされた可能性があるという説が登場した。

拘束されたヒューズ・ジュニア容疑者は、米空軍にいることに気が滅入り、偽造文書を作って偽名でカリフォルニア州に住んでいたと認めた。容疑者は脱走罪で起訴された。

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