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空間内を飛び交っている電波(RF)を利用することで人の動きを検知し、AIが壁の向こうにいる人の動きをも読み取って画面に表示することが可能な技術「RF-Pose」が開発されています。
「RF-Pose」が発するシグナルは障害物を通り抜けて人体にあたり、跳ね返る。人工知能はその反射シグナルをキャッチし、これをもとに人体を動く棒の人形の形で再現するという仕組み。「RF-Pose」は照明を落とした室内で細かに震える腕も認識することができる。ポータル「エンガジェット」によれば、100人を超す集団の動きを正確に把握できる確率はおよそ83%とかなり大きい。
この「RF-Pose」は救難救助活動、安全保障システム、健康分野の応用が期待されている。例えば、仕切りの向こう側で老人が突然意識を失った場合、このシステムはそれを「目撃」し、救急システムに自動的にシグナルを送ることもできる。一方で開発者らは、これが同意も得ないまま、特定の人間の追跡の目的に悪用される恐れがあると危惧感も隠していない。「RF-Pose」が作動するためには、動きを把握される側の人間がいくつかの動作を行わなければならない。