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産地開発にはインドも関心を示している。金採掘を行うのはインド企業「サン・ゴールド」の子会社である「ザパドナヤ・クリュチ鉱山」。プロジェクトに投資するのは中国の「中国黄金集団」だと、ザバイカル地方知事の広報部が発表している。
産地発展計画では、中国による投資5億ドルや、直接の採掘で700人分、関連する生産活動で1500人分の雇用創出を見越している。
計画されている鉱石の採掘量は、年間1200万トン超。この中から毎年、金6トンが取り出されることになっている。金の生産はロシア国内で行われると、発表では強調されている。
2018年初め、ロシアは中国を押しのけ、金の備蓄で世界5位を占めた。3月末には、ロシア中央銀行が備蓄する金の量が1890.8トンに達した。
「ワールド・ゴールド・カウンシル」のデータによると、ロシア中央銀行は2017年、金準備の拡大テンポで世界のリーダーとなった。昨年9月には、金の備蓄量は34.6トン増加して1778.9トンとなった。