スプートニク日本
以前サイバー軍はサイバー攻撃からの防衛が中心で、自ら攻撃することは稀だった。だがトランプ氏が2017年8月、サイバー軍を独立した構造に変革するよう指令を出し、地位と権限が拡大された。
ニューヨーク・タイムズ紙は、新戦略は「海外のコンピュータネットワークにおける戦争手前の絶え間ない破壊を想定している」と指摘する。米軍のハッカーは現在、「危険な敵対的行動が国家の力を損なう前に対抗する」必要がある。
サイバー空間における米国の敵には中国、北朝鮮、ロシアが含まれる。同紙が指摘するところ、サイバー軍の権限拡大の一因は、2016年米大統領選挙中に米ネットワークにロシアが侵入したことに起因する。