対日本戦で負けたコロンビアが日本人と一緒にゴミ拾い W杯はやっぱり最高!【動画】

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19日、サランスク、「モルドヴィア・アリーナ」での日本対コロンビア戦は気迫に満ちたいい試合に終わった。結果は2対1で日本の勝利。日本代表は世界各地で応援する日本人サポーター、日本のファンたちを大いに湧かせてくれたが、中でも最大限の喜びを味わったのは、やはり会場で生で観戦した日本人だったかもしれない。試合後の達成感に包まれた日本人たちをもうひとつの嬉しいサプライズが待っていた。コロンビアのファンたちが日本人サポーターから青のポリエチレン袋を受け取って、客席のゴミ拾いを始めたのだ。

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コロンビアのサポーターらは日本の勝利を心から祝って、日本人の用意したゴミ袋をくださいといって、一緒にゴミ拾いをしたのだという。その様子を世界を回る代表サポーターで、震災~サッカーのネットワークで被災地支援を継続している「ちょんまげ隊長ツンさん」がツィッターで紹介してくれた。

観戦後のゴミ拾いという習慣は実は前からあったかもしれないが、全世界に日本人のこの美徳が広く知られるようになったのは前回の2014年のブラジルでのW杯。コートジボワール戦で負けた後、観戦を終えた日本人サポーターらがやおら青いポリエチレン袋を取り出し、観客席のゴミ拾いを集団的に行う姿に世界は驚愕した。この模様を写した写真は世界のメディアをかけめぐり、「サッカー観戦イコール路上にあふれ出るゴミ、カオス」というステレオタイプは日本人に関しては違うのだというところを内外に見せつけた。

ツン隊長のツィッターを読むと、コロンビアのサポーターたちと日本人はスタジアムでいい交流ができた様子がうかがえる。それぞれが自国代表を応援しても、喜び合う気持ちも公衆マナーも分かち合えることができる。また、日本人の姿に感動したコロンビア人サポーターによる「ゴミ拾い」アマチュア・レポートもすぐさまYouTube上に現れた。

サッカーには、観戦で負けた悔しさのあまりのフーリガン行為など、評判の悪い話もつきものだが、こうした話題を知ると、ロシアがW杯開催で人々に是非味わってもらいたかったスポーツを通した国際交流、理解が自然と成り立っていることに安堵させられる。
加えて嬉しいことに、サッカー観戦後のゴミ拾いはすでに日本の専売特許ではなくなったようだ。20日付けのロシアの「スポーツボックス」紙によれば、同日、モスクワの「スパルタク・アリーナ」で対ポーランド戦を終えたセネガル人サポーターたちも、青いポリエチレン袋こそ持参しなかったものの、自主的に観客席を清掃している姿が目撃されている。

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