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NASAの学者らの見解では、潜在的な脅威となる可能性があるのは、地球から4500万キロ圏内にある100メートル、及びそれを超えるサイズの大きな彗星や小惑星。天文学者らは既に、地球と衝突した場合に全地球的な大惨事を引き起こす可能性がある全ての大規模小惑星のうち95%超を発見。ただし今日、事態のそのような発展は非現実的と考えられるという。
しかし、状況はあらゆる瞬間に変わり得る。危険な天体との遭遇について時宜にかなった予測を行うため、NASAの学者らは、潜在的に危険な小惑星を発見するテクノロジーと手法の向上、そのような小惑星の特徴解明、地球との衝突可能性の予測、この分野での国際協力強化、そして大惨事を招く衝突に備えた共同行動案の習熟という5つの戦略的目標を提案している。
新たな計画によると、NASAと米連邦緊急事態管理庁(FEMA)は10年間をかけ、地球に向かって移動する小惑星の安全な破壊方法を開発することになっている。しかも、宇宙飛行士の生命を危険にさらさないよう、全テクノロジーがロボット化される予定だ。