スプートニクは、「我々は米国に屈服はせず、歴史的・民族的偉大さを守る。一方で、我々自身はこの意志の闘争において米国を跪かせる」とのロウハニ大統領の言葉を引用している。
この発言は、経済的問題が原因で形成された国内の緊張した状況を背景になされた。これに関連してロウハニ大統領は、イランが偉大さや独立、自由、文化、宗教を何かと交換することなく諸問題を克服することを世界に示すよう呼びかけた。
トランプ米大統領は今年5月8日、2015年にイラン政府と国際仲介国6カ国によって署名された核合意からの脱退を宣言。合意によれば、イランは制裁打ち切りと引き換えに、自国の原子力活動を制限することになっていた。
後に米政府は、イランに対する制限措置を数回にわたって拡大。27日には、核産業で利用される濃縮ウランの製造に関する工場が、イランで稼動を開始したことが明らかになった。