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火星の塩水で生存可能なバクテリアが見つかる

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超低温まで冷却された強い毒性のある「混合物」のなかで生存し繁殖できるバクテリアがカナダで見つかった。このバクテリアは火星の「塩水の川」そして土星や木星の衛星にある水に生息できる。Space.comが報じた。

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「バクテリアは判明したところ、1割が(非常に毒性の強い化学物質)過塩素酸塩からなる非常に濃い『塩水』のなかでさえ成長することができる。火星では過塩素酸塩の割合が10分の1だ」と独ベルリン工科大学のヤコブ・ハインツ氏は述べた。

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実験で研究チームは、こうした劣悪な条件で、地球上のバクテリアのうち少なくとも1種が生き残ることができると明らかにした。それは、永久凍土で見つかった「Planococcus halocryophilus」である。

興味深いことに、彼らがこうした環境で生存できるのは、摂氏マイナス15〜25度の低温である場合のみ。

研究チームが指摘するところ、極限状態でのこうした生存率は、永久凍土が火星の塩水の川に似ていることを関係していると指定。永久凍土も含む水分は少ない一方で塩分が多く、定期的に凍る。

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NASA's Mars Reconnaissance Orbiter shows bright ripples line the topography in this region, formed within a past climate. Dark dunes and sand streaks (composed of basaltic sand) have moved and filled lower areas, pushed by more recent winds from the top towards the bottom of this image.

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