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英グラスゴーの薬物使用研究センターなどのチームは米国に住む2万人強の電子タバコ利用者という最も大規模な調査を行った。調査には煙者や元喫煙者、非喫煙者が参加した。
調査が示すところ、ほぼ全ての電子タバコ愛好家はフルーツや「キャンディー」味のタバコを吸っていた。タバコや電子タバコを時おり吸うだけの人の大半は「甘くない」味を吸っていた。
興味深いことに、通常のタバコを吸ったことがないが電子タバコを試したことがある人の数は近年、「フルーツ」味の電子タバコの人気とともに増加。
こうした事実は、電子タバコ喫煙やその悪影響対策を複雑にすると研究者は見ている。なぜなら、電子タバコやタバコを禁止しても、将来ないし現在の喫煙者は第二の製品に移るだけだと考えられるからだ。
他方では、「フルーツ味」の電子タバコは発がん性があるかもしれないが、本物のタバコよりは悪影響が少ないため、電子タバコの禁止は喫煙そのものを止めようとしていない喫煙者の健康に悪影響を及ぼす可能性があると研究チームは指摘する。
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