米国 両親不在で1歳の移民の幼児が出廷

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米国で1歳の幼児が両親不在のまま、入国管理問題を扱う裁判に出廷した。幼児は哺乳瓶からミルクを飲み、小さなボールで遊びながら裁判をやり過ごしていたものの、審理の最後にはとうとう大声で泣きだしてしまった。

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裁判ではこの幼児の米国領内での滞在権が審理されていた。審理の結果、幼児の米国からの自発的出国が決まり、これにより政権には幼児の父親がすでに強制退去されられた先のホンジュラスに幼児を送り出すことができるようになった。

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審理を行っていた裁判官は、被告の弁護人に被告が本件の本質を理解しているかについて尋ねる場面では当惑を隠すのに非常に苦労したと打ち明けている。

アリゾナ州のこの裁判所では、同日、この幼児の他にも数人の児童が出廷し、同様の審理を受けている。ある児童は年齢を聞かれた際、5本の指を差し出した。

米国では今年5月から、違法入国で拘束された家族をめぐる、こうしたスキャンダラスな裁判が続いている。トランプ政権が導入した新規則では、米国に不法入国を試みた両親から引き離された児童には弁護士は指名されない。テキサス州のNPO「テキサス・シビル・ライツ・プロジェクト」の人権擁護家らは、この規則改正のために児童は自ら出廷せざるを得ず、出廷しても英語も理解できないことが多いと語っている。

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