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ノバク・エネルギー相は、「世界の天然ガスに対する全体的な需要がこれまで以上に急速に拡大するという理由から、LNGの生産が急速に拡大していくだろう」と述べている。
同氏はまた、「ここで重要なのは競争原理に従うことだ。つまり、行政措置に訴えるのではなく、市場的なアプローチを図ること。これに関しては、トランプ氏もヘルシンキ(米露首脳会談開催地)で、米国が競争原理の下でガス供給を行う用意ができていると伝えている」との考えを明らかにした。
トランプ氏は6月、「ロシアへのパイプラインは容認できない」と述べた。米国はロシアと欧州をつなぐガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」に対する反対の意を表明しており、同パイプライン事業に参入する第三国の企業には経済制裁を課すとの警告を発していた。露米首脳会談後にトランプ氏は、米国がLNGでロシアの「ノルド・ストリーム2」と競争していく意向を明らかにした。