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エリセオ・デルガド市長は市役所入口の向かいで何者かに射殺された。デルガド氏は、メキシコ大統領選で選出されたアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール氏率いる政治連合「ともに歴史を作ろう」に所属していた。
デルガド氏は7月20日だけで殺害された3人目の公務員。同日、国民再生運動党(MORENA)所属のハリスコ州トラケパケの市議会議員や、オアハカ州の公共財産委員が殺害された。
メキシコでは近年、米国へのコカイン輸送の支配権をめぐる麻薬カルテルの対立に主に起因する暴力の波が起きている。選挙期間中だけで政治家と公務員520人が殺害された。7月に選出されたロペスオブラドール氏はすでに、暴力を引き起こす問題を解決するため、犯罪対策を力によるものから社会的なものに方向性を変えると発表した。