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調査では11歳〜100歳の6641人に対して、覚えている最初の記憶の描写と当時の年齢を答えるよう求めた。うち2000人強(38.6%)が2歳より前の記憶を覚えており、893人が1歳以前の記憶を持つと回答した。
しかし、「Live Science」によると、研究チームは長期記憶が3〜3歳半以降に保存可能で、人々は写真や親類の話を基に記憶を作り出すことがある。これは、自分の人生における欠けのない記憶を意識下で求めることに関係している。
記憶というのはそもそも非常に信頼の置けないもので、ニセの記憶を植え込む実験がそれを鮮やかに示している。2016年の研究では、被験者400人のうち半数以上に実際に起きなかったことを覚えさせることに成功した。これはマンデラ効果と呼ばれている。
研究チームは、脳は周囲に起こる全てを記録するカメラのように機能せず、脳のデータは消えたり歪んだり、混ざり合うことがある。こうして虚偽記憶が形成される。
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