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ハクサールさんは通信社スプートニクのインタビューで、同氏が暮らすアフガニスタンの小さな都市ではハクサールさんにあった大きなサイズの服や靴が売っているが、同氏の家系には同じように「巨人」がいたのかどうか、彼の身長を周りの人たちはどう思っているのか、また、身長について『ギネスブック』に記録申請する予定はあるかなどについて語ってくれた。
ハクサールさんは、パシュトゥーン人。パシュトゥーン人は、タジク人やハザラ人、ウズベク人などの数多くの民族が暮らすアフガニスタンにおいて、その特徴である高い身長で際立っている。
ハクサールさんには4人の兄弟と3人の姉妹がいる。同氏によれば、彼は家族の中でもっとも背が高いとのこと。「僕のおじいさんも背が高かったが、でも僕が一族の中では一番背が高い。健康であることを神に感謝している」と彼は語った。
ハクサールさんの身長が急激に伸び始めたのは15歳のとき。現時点で彼の身長は2m33cmに達している。
「みんな僕に良くしてくれる。僕と会ったことがない人でも、君はすばらしい身長を手に入れたねと賞賛してくれる」。
なお、服と靴についてだが、ハクサールさんは「ピラハン」と「トンバン」というアフガニスタンの伝統的なシャツと緩めのズボンを身に付けている。
なお、靴を見つけるのは難しい。48.5cmというサイズの靴は、アフガニスタンで見つけるのは簡単ではないのだ。また、服一式揃えるのに、ハクサールさんは6mの生地を買わなければならない。ハクサールさんは、「僕は普段は民族衣装を着ている。今日まで(一般的な)ズボンをはいたことはないが、どうにかしてはいてみたいと思っている。僕は仕立屋に行って服を作ってもらう。一着作るのに6mの生地が必要となる」と説明してくれた。
なお、ハクサールさんに、「ギネスブック」に自分の身長について申請するかと質問したところ、経済状況からテレビはもちろん、電話もないため、そのような本について聞いたことはこれまで一度もないとのことだった。