21世紀人類への3大脅威が明らかに

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心血管疾患、腫瘍、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は21世紀の主な死因となった。近い将来に完全に腫瘍に打ち勝つことは難しそうだが、HIVは世紀末には解決が可能かもしれないと、専門医らが語った。

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世界保健機関(WHO)によると、非感染性疾患で毎年、世界で4100万人が亡くなっており、これは全死亡件数の71%を占める。最も割合が高いのが心血管疾患で、1790万人の死因になった。

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「主な死因は心臓発作と脳卒中だ」とロシア保健省モスクワ州局のエカテリーナ・イワノワ局長が述べた。

がんはWHOによると、世界でも第2の死因。2015年には悪性腫瘍で880万人が死亡。ほぼ6人に1人の死因となりつつある。

がんを完全に根絶することはまだ不可能だと、ロシア臨床腫瘍学会(RUSSCO)のセルゲイ・チュリャンディン会長は指摘する。だが、近い将来には局所的に撲滅し、様々なステージにあるがんを治療し、今より早い段階で発見することができるようになるとして、チュリャンディン氏は説明する。

「腫瘍発生に対処し、治療することはできるが、遺伝子を直すことはまだできない。」

もう1つの世界的な問題はHIVだ。現時点でHIVは3500万人以上の人々の命を奪っている。2016年末時点で、約3670万人の人でHIV感染が確認された。

「21世紀末には本当にHIVとエイズ(後天性免疫不全症候群)に対処できるようになっていると想定することができる。鍵となるのは、HIVに対する効果的なワクチン開発だ。現在のワクチンはわずか30%の人々しか守らない。これでは不十分だ。ワクチンが効果的であるには70〜80%以上の人々を守らなければならない」とエドゥアルド・カラモフ博士(生物学)が語る。

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