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この柔軟性と耐久性のある材料は、広く知られている2種類の生体高分子を組み合わせてつくられた。
1つは、植物の主成分の一つであるセルロース。2つ目は、昆虫類や甲殻類などの節足動物の外骨格の主成分であるキチン。
また材料をつくるための3つ目の要素として欠かせないのが、ポリ乳酸。これはトウモロコシまたはサトウキビなどからつくられる生分解性ポリマー。
研究者らは、この新しい材料をペットボトルやその他のタイプの容器包装の製造で広く使用されているプラスチックの種類の1つにたとえた。
なおキチンフィルムは、容器外から侵入する酸素から内容物を保護する力がプラスチックよりもはるかに高いという。
研究者たちは、この特性により、新材料は標準的なプラスチック容器包装よりも食品などの維持に役立つと考えている。
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