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その4人目となったのはダリア・パネンコワ選手(15)。パネンコワは7月29日、インスタグラムを通じてトゥトベリーゼ監督の元を去ることを明らかにし、同時に共同で行った作業に謝意を示している。これで過去2カ月でエフゲニア・メドベージェワ、ポリーナ・ツルスカヤ、アナスタシア・タラカノワとあわせて4人の将来を嘱望された女子選手らがトゥトベリーゼ監督を去った。
パネンコワはロシアの将来のフィギュア界を背負って立つ、有望な若手選手に名を連ねている。2017年ジュニアグランプリ ラトビア大会で優勝し、ポーランドで行われた同等の大会では2位に甘んじたものの、ラトビア大会より10点多いスコアを獲得。日本でのグランプリ・ファイナルでは5位を占めた。得意技はルッツからトゥループへの連続演技。
メドベージェワはカナダのブライアン・オーサー監督へと移り、ほぼ同時期にロシア選手権で5位のツルスカヤも、マリヤ・ソツコワ選手が指示しているエレーナ・ブアノワ監督のもとへと走った。昨年のジュニアグランプリのファイナルで銅メダルのタラカノワ選手(14)はエフゲニー・プルシェンコ監督へ移っている。それに比較してパネンコワには師事する監督がまだいない。秋のシーズン開始を控えてこれは大きな脅威となる。
トゥトベリーゼ監督門下には平昌五輪の金メダリストのアリーナ・ザギトワ選手の他にもジュニア大会で金メダルのアレクサンドラ・トルソワ、世界ジュニア選手権で銀のアリョーナ・コストルナヤなど、明日のロシアのフィギュア界を担う綺羅星たちがたくさん控えている。
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