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日本は定期的に国際捕鯨委員会(IWC)による商業捕鯨禁止の緩和を求め、国際的な批判にも関わらず「科学的調査」として捕鯨を続けている。
9月にブラジルで開かれる総会で、東京はIWC科学委員会によって資源量が健全だと認められた種の捕獲量を設定することを提案する予定だと発表した。
オーストラリアのビショップ外相は提案に懸念していると表明。
「私たちは30年間の商業捕鯨の世界的な一時停止を強く支持し、これをサポートするプロセスを弱めるいかなる試みにも強く反対するつもりだ。」
水産庁で捕鯨交渉を担当する諸貫秀樹氏はAFPのインタビューで6月、提案はクジラの種と日本が求める数を特定するものではないと述べた。
そのうえで、IWCがいくつかの種をこれ以上絶滅危惧種ではないと分類したことを指摘した。
日本はまた、IWCの意思決定プロセスの変更を目指しており、提案の採択に必要な支持を現在の3分の2から過半数以上に変えたい。
毎年行われる直近の捕鯨で、日本は333匹のミンククジラを捕獲し、うち122匹は妊娠していたと報告した。