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安倍首相は、核兵器禁止条約について「条約が目指す核廃絶というゴールはわが国も共有しているが、わが国の考え方とアプローチを異にしていることから、参加しないという立場に変わりはない」と述べた。NHKが報じた。
また報道によると、安倍首相は6日に広島で開かれた平和記念式典でのあいさつで、唯一の戦争被爆国として、核兵器のない世界の実現に向けて粘り強く努力を重ねていくことが日本の使命だと指摘し、「真に『核兵器のない世界』を実現するためには、被爆の悲惨な実相の正確な理解を出発点として、核兵器国と非核兵器国双方の協力を得ることが必要だ。わが国は非核三原則を堅持しつつ、粘り強く双方の橋渡しに努め、国際社会の取り組みを主導していく決意だ」と述べた。
国連の核兵器禁止条約は昨年7月7日に採択されたが、ロシア、英国、中国、米国、フランスを含む核保有国は交渉に参加しなかった。