米、陸上配備型MD要素を約250基まで増強

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米国は今日、陸上配備型ミサイル防衛(MD)システムの要素250基超を展開している。このようなデータが、米国防総省ミサイル防衛局(MDA)のグリーブス局長による報告に含まれている。グリーブス局長が8日、アラバマ州でのミサイル・宇宙防衛問題に関する会議でこの報告を行った。

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発表されたデータによると、米国は、弾道ミサイルを撃ち落とす陸上配備型の迎撃ミサイルをアラスカ・カリフォルニア両州に44基、「THAAD(終末高高度防衛ミサイル)」を210基展開している。この他、海上配備型MDシステム「イージス」を構成する艦艇として36隻が数えられている(イージスシステムには合計で8カ国が参加)。

THAADシステムは、短・中距離ミサイルを大気圏外の高度で迎撃することを目的としている。THAADの射程が200キロを上回ることはない。

米国は2002年、かつてソ連と締結した弾道弾迎撃ミサイル制限条約(ABM条約)から脱退。これについて米国は、イランと朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)からの防衛が不可欠であるからと説明した。ロシアと中国は、米国によるグローバルなMDの展開について、自国の安全保障に対する脅威であるとみなしている。

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