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パイロットプログラムは、2020年に始動する。なお、どのような原則で患者の選定が行われるのか、またどのくらいの量が処方されるのかは不明。
プログラムの支持者は、ヘロインへのアクセスがハードドラッグの過剰摂取による死亡率を低下させ、犯罪対策に役立つと主張している。
ノルウェーのホイエ保健相はプログラムについて、国で実施されている依存症対策を受けられない薬物依存者の生活の質を向上させるための解決策を提供するとの考えを表した。
2017年、ノルウェーは薬物の非犯罪化に関する国民投票を実施した。国民の大部分が、薬物問題の焦点が薬物依存者の処罰から患者の治療に変わることを願い、同決定を支持した。
なお、当局は「ソフトドラッグ」の合法化を拒否している。
ノルウェーは、欧州において薬物の過剰摂取による死亡率が最も高い国の一つ。2015年の死亡率は、人口100万人あたり80人だった
ヘロインを処方することによる中毒治療は、スイス、デンマーク、オランダなどの国ですでに採用されている。
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