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長官によると、人工衛星の故障は「実存的な脅威」であるため、米宇宙軍はかつてないほど必要だという。
ブライデンスタイン長官は「各銀行取引にはGPSの同期信号が必要だ。別の言い方をすれば、GPSがなくなれば、米国の銀行システムもなくなるということだ。すべてが機能を停止する」と語った。
長官によると、エネルギーフローも衛星測位システムの同期信号によって調整されているため、エネルギー供給でも同様の状況が起こる。
長官は、通信、ナビゲーション、食料やエネルギー生産、安全保障や防衛分野も、衛星測位システムに依存していると指摘した。ブライデンスタイン長官によると、米国のライバルは、米国の宇宙へのアクセスを奪うためにポテンシャルを高めている。
長官は「もし彼らがそれをしたならば、彼らはこの国をひざまづかせることができる」と語った。
なお長官は、NASAは米宇宙軍の創設を全面的に支持しているが、その形成には参加しないと指摘した。
先にトランプ米大統領は、宇宙軍創設の課題を掲げ、宇宙で優位に立つことを呼びかけた。