国際原油価格はわずかな上下 イランをめぐる危惧感が影響

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国際原油価格は週明けの27日午前、先週の値上がりの後、イランの供給縮小への警戒感から、わずかな揺れを示している。

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日本時間14時27分の時点でブレント原油11月先物価格は0.08%高の1バレル76ドル18セントに、WTI原油も0.04%高の1バレル68ドル75セントの値を付けている。両銘柄とも少し前まではわずかながらも値下がりしていた。

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ブレント原油価格、7月31日以降初めて1バレル75ドル超
調査会社「クリッパーデーター」のアナリスト、マット・スミス氏は「マーケットウォッチ」からの取材に対し、市場ではすでにイラン産石油の欧州、南アジア向けの縮小が見られており、「予想よりもずっと迅速進むだろう。11月までは制裁が全面的に発動されないにもかかわらず、バイヤーらはすでにイラン産石油の輸入を退けはじめている」と語っている。

5月、米国は2015年に達成の六か国協議によるイラン核合意を離脱し、全面的な対イラン制裁の復活を宣言。制裁の対象にはイランと取引を行う国も含めた。8月初めには対イラン制裁の第1段階がすでに発効しており、11月にはエネルギー・セクターを対象とする制裁の第2段階が発効する。

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