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消息筋によれば、空挺団は戦場への空挺兵の輸送に転換式航空機を使用する可能性を策定している。9月末までにTORが提出され、試験用の転換式航空機の設計作業が開始される手はずとなっている。
8月初旬、カザン国家調査技術大学のアリベルト・ギリムトディノフ学長は、ロシア国防省の受注で行われた無人転換式航空機の実験が成功したことを明らかにしていた。同航空機の飛行距離は最高100キロ、最高時速は140キロを記録しており、エネルギー産業、通信、道路建設、農業、石油ガス採掘部門で使用が可能と期待されている。
転換式航空機は航空機とヘリコプターの両方の特徴を兼ね備えており、ヘリコプターのようにエンジンを90度以上方向転換して垂直上昇、下降が可能でありながら、航空機のスピードと燃費効率を持つ。転換式航空機で最も普及している米国製のV-22(オスプレイ)は米空軍、海軍海兵隊で使われている。