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米国防総省は、「今回の国際会議の目的は、新たな問題が生まれている時期に平和と安定の達成に向け北欧諸国間の協力関係を強化するため、オープンで率直な対話を行うことにある。会議ではとりわけ、虚報、ロシアからの有害な影響、サイバー空間における脅威、重要インフラの保護といった問題の解決に向け、関係各国がいかに緊密に協力することができるかに焦点が当てられてた」との声明を出している。
会議にはドイツ、デンマーク、アイスランド、ラトビア、リトアニア、ノルウェー、ポーランド、米国、フィンランド、スウェーデン、エストニアの代表者が参加した。なお、米国からは欧州連合最高司令官のカーティス・スカパロッティ陸軍大将が参加した。
一方でロシア側は、北大西洋にて今年10~11月、2002年以来では最大となる北大西洋条約機構(NATO)軍事演習が予定され、兵隊4万人、戦闘機150機、軍艦70隻が動員されることを指摘。ロシア政府は先に、NATO側による軍事演習には「外交的、および軍事的な手段」をもって応えるとの声明を出している。