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大量埋葬が見つかったのはメキシコ湾沿岸のヴェラクルス州。匿名の通報者の誘導により発見された。検事総長によれば、遺体の他に200点以上の衣服や携帯物など114点が見つかっている。人骨の鑑定から死体は埋められてから少なくとも2年以上は経過していることが明らかになった。
現場では1カ月の発掘作業で一区画に32か所の埋葬場所が見つかっているが、今後の発掘でさらに多くの死体が発見される恐れがある。検事総長は現場の作業員の身の安全を保障する目的で大量埋葬が見つかった場所を明らかにしていないものの、一方で今まで捜索願が出されている行方不明の親族に対してDNA鑑定を受けるよう呼びかけた。
ミラー紙によれば、ヴェラクルスは昔から麻薬取引上、北部の米国との国境へ荷を積み替える重要な拠点で、残酷な犯罪の温床となっている。