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リムーブデブリの各捕獲システムの動作確認のため、現実の宇宙ゴミを再現した物体を国際宇宙ステーション(ISS)から放出。
プログラムに厳密に従って、重量100キロの宇宙「掃除機」が網を放出し、ゴミに見立てた物体が網に引っかかるまで、この物体に向かって移動した。その後、衛星に取りつけられた電気モーターを使って網が締まり始め、丈夫な網の中にゴミが入ることとなった。
仮に、残る2段階の実験をリムーブデブリが同様に成功裏に通過すれば、同衛星と同じような人工衛星は、地球の軌道から宇宙ゴミを除去する良い手段となる。地球の軌道には、既に7600トンを超える宇宙ゴミが蓄積している。
自らのミッションを遂行したこれらの衛星は、集められたゴミとともに地球に向けて送られ、地球の大気圏内で完全に焼失する。
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