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海中の壁で氷河の侵食が防げるかもしれない

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海底に壁を建設することで、地球温暖化による氷河の溶解と海面上昇を防げるかもしれない。研究結果は、欧州地球科学連合(EGU)の学術誌『Cryosphere Journal』に掲載された。

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氷河の基底に砂と岩で出来た壁を設置すれば、氷河が滑って崩壊することや、氷河の侵食を防ぐと期待される。

その構想は「極めて単純な構造で、海底の材料を積み上げたもの」を建設することだ。とはいえ、「将来的により高度な構造が求められる可能性もある」。論文の著者であるマイケル・ウォロビック氏とジョン・ムーア氏が説明した。

研究結果によると、世界最大級のバビロフ氷河が2015〜16年、記録的な速度で溶け始めた。同期間で氷河のサイズ100メートル小さくなった。これは、米ワシントン州全域を覆うに十分なサイズ。研究チームは、今回の提言は氷河の崩壊を防ぐ方法の1つだと考えている。

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