ロシアはシリア施設を攻撃する軍用機に地中海上で電波妨害を行っていく ショイグ露国防相

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ロシアのショイグ国防相は24日、ロシアは今後、シリア領内の施設を攻撃する軍用機に対し、地中海上で衛星測位システム、操縦システム、通信システムへの電波妨害を行っていくことを明らかにした。

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ショイグ国防相は、「最悪の場合、展開状況次第では我々は反応を迫られることになる」と補足している。

さらにショイグ国防相は、今日までロシア軍にのみ供給されてきた自動制御システムが今後、シリアの対空防衛司令部に配備されることを明らかにした。

ショイグ国防相によれば、これによりシリアの対空防衛手段はすべてが集中管理され、空域状況のモニタリングが確保されるほか、重要なのはシリアの対空防衛手段がロシアの全軍用機を識別できるようになる。

モスクワ時間9月17日深夜23時(日本時間で18日午前5時)、ロシア軍機IL-20が地中海上でシリアの対空防衛ミサイルによって撃墜された。この誤爆は、シリア対空防衛が同国軍の施設を空爆していたイスラエル軍の4機のF-16に報復としてミサイルを発射した際に発生した。イスラエル軍機はロシアのIL-20を盾にカムフラージュをしていた。

露国防省のイーゴリ・コナシェンコフ公式報道官は、イスラエルの無責任な行為が原因となり、シリアでロシア人軍人15人が死亡したとことを明らかにした。

IL-20との通信が途切れたのは、同機がシリアのフメイミム空港に戻る途中のことだった。露国防省の調べによれば、当時IL-20機は地中海沿岸から35キロの地点に位置していた。ほぼ同時刻、イスラエルのFー16 戦闘機 4機がラタキヤにあるシリア政府軍の拠点を攻撃していたほか、仏フリゲート艦「オーヴェルニュ」からもミサイルが発射されていた。

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