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学者らは、2010年4月に噴火したエイヤフィヤトラヨークトル火山の近くにあるカトラ火山について、覚醒の明らかな兆候と、1918年以降で初めてとなる爆発の可能性を示していると警告した。
カトラ火山の頂上は氷河の下に隠されており、このことが火山活動のモニタリングを困難にしているものの、アイスランドと英国の学者らは航空測量の手法を利用し、同火山が巨大な規模で炭酸ガスを放出していることを発見した。
この種の活動は、同火山のマグマ溜りが一杯になりつつあり、世紀の大噴火について警告している可能性があることを示している。アイスランド気象庁で火山活動の危険性に関して調整を行っているサラ・バルソッティ氏は、いつカトラ火山が噴火するかについて正確に算出することは不可能であるものの、その噴火は既に避けられないと述べている。