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ムンク氏によれば、この同性愛ペンギンは、ある子どもが親に監視されずに放置されているのに気づき、その隙に誘拐を思い付いた。
おそらく、母親ペンギンは泳ぎに出かけ、父親ペンギンは単に注意していなかったのだろう。 戻ってきた親ペンギンは、子どもがいないことに気づいたものの、まるで雛鳥などいなかったような素振りを見せた。この行動は動物園スタッフを驚かせた。なぜなら、 通常、母ペンギンは、雛鳥に近づくものに対して、かなり攻撃的だからだ。
そんな母ペンギンも遅ればせながら雛鳥を探し始め、とうとう子どもの居場所をつきとめた。自分の子どもを取り返そうとする母ペンギンに対して、同性愛ペンギンは奪った雛鳥を渡すまいと必死の抵抗を見せた。 この問題は、結局、飼育員らの介入を要した。飼育員は本当の親鳥のもとに雛鳥を返し、同性愛カップルには、別の母鳥が温めなくなった卵の世話をしてもらうことにした。