プーチン大統領もターゲットに? 猛毒リシン入り封書送付の米容疑者が自供

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米政府高官宛てに猛毒リシンが抽出可能なヒマ種子を含む郵便物を送付した容疑で逮捕された米退役軍人が、「有毒な」郵便物をウラジーミル・プーチン露大統領宛、および英国のエリザベス国王にも送付していたことを明らかにした。

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今月2日、米国防総省、ホワイトハウス、連邦捜査局(FBI)宛に猛毒リシンが含まれているとみられる不審な郵便物が送られた。調査の結果、米退役軍人のウィリアム・クライド・アレン三世容疑者が逮捕された。

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今月5日、容疑者に懲役10年が宣告された。米ユタ州ソルトレイクのメディア「KUTV」が伝えるところによると、容疑者は今年9月24日、自宅付近の郵便局から郵便物を送付した。同容疑者は調査員に対し、各郵便物にヒマ種子を入れたこと自供し、同様の郵便物をジェフ・セッションズ米司法長官、エリザベス国王、およびプーチン大統領にも送付していたことを明らかにした。

取り調べの結果、容疑者がヒマ種子100粒をインターネットで入手していたことが分かった。裁判所文書にはヒマ種子に猛毒リシンが含まれていると記載されている。容疑者は、「ヒマ種子からのリシン抽出は比較的容易だ。専門知識は必要ない」と述べた。

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