スプートニク日本
サイトCoinMarketCapによると、ビットコインは9日、0.14%安の6582ドルまで下落した。専門家らは、過去1週間のビットコインの価格に影響を与えたのは、ポジティブとネガティブの両方の声明だと指摘している。
Enigma社の社長で、仮想通貨基金ICGの共同設立者のイーゴリ・ザルトディノフ氏は「ポジティブなニュースは、イーサリアムとライトコインが先物市場でビットコインに加わることができるというものだった。ベネズエラの仮想通貨ペトロに関するニュースも重要だった」と述べた。
ザルトディノフ氏によると、これは仮想通貨界にとって間違いなくポジティブなニュースだという。
またザルトディノフ氏は、デジタル通貨をはじめとした金融技術の急速な発展により、世界は再び金融危機の瀬戸際にあるとする国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事の発言は、ネガティブなシグナルとなった可能性があるとの見方を示し、「これは仮想通貨に対して向けられたものでもある」との考えを表した。
ザルトディノフ氏によると、ビットコインは今週値上がりした後、下落に転じる可能性がある。同氏は「直近の上昇目標は6790~6870ドルだと思われる。その後はおそらく下落に転じるだろう」
なおプレハーノフ記念ロシア経済アカデミー財政管理学科のコンスタンチン・オルドフ教授は否定的なシナリオを予想しており、「最近の市場規模は記録的に小さく、リーダーたちによる6700ドル台を急激に突破するという試みは、もはや楽観主義を抱かせない… 今のところは6000ドル台のテストを待っている」と語った。