日本の宇宙ごみ除去衛星、2020年に打ち上げへ【動画・写真】

© Depositphotos.com / Johan Swanepoel宇宙ゴミ(イメージ)
宇宙ゴミ(イメージ) - Sputnik 日本
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ロシアの「グラヴコスモス」社(露国営企業「ロスコスモス」の傘下)は、日本のアストロスケール(Astroscale Japan Inc.)社と、ロシアのロケット「ソユーズ2」を使って2020年にバイコヌール宇宙基地から宇宙ごみ除去技術実証衛星ELSA-d(End of Life Services by Astroscale — demonstration)を打ち上げる契約を結んだ。グラヴコスモス社が発表した。

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9月、英国の衛星リムーブデブリが、網を使って宇宙ごみを除去する実験を行ったと報じられた。まず衛星が宇宙にゴミのダミー物体を放出し、この物体を補足するために7メートルの距離から幅5メートルの網が放たれた。なお網が本物の宇宙ごみの補足に使用された場合は、衛星が宇宙ごみをより低い軌道へ運び、ごみは大気圏に突入した際に燃え尽きる。

ELSA-dは、軌道上でのランデブー・ドッキングや接近の技術実証実験を行うためのもの。同開発は、宇宙ごみを除去する有望なプロジェクトで役立つ見込み。

​ELSA-dは、重さ160キロの捕獲機(Chaser)と20キロのターゲット(宇宙ごみを模擬した小型人工衛星)で構成されており、これらは一緒に打ち上げられる。

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