原油、米制裁を予期したイランからの輸出減少で値上がり

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原油価格は9日、イランに対する米国による制裁が発効する直前にイランからの原油輸出が減少しているとの新たな証拠を背景に上昇している。

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日本時間14時21分の時点で、ブレント原油12月先物価格は0.48%上昇し1バレル84ドル31セント、WTI原油11月先物価格は0.43%上昇し1バレル74ドル61セントの値をつけている。

9日の価格を支えているのは、10月初めにイランからの原油輸出が減少し続けているとの新たなデータ。ロイター通信によると、10月の最初の1週間で、イランは原油を1日当たり僅か110万バレルしか輸出しなかった。ある情報源は、この実績について、9月の1日当たり160万バレルに対して1日当たり100万バレルを下回ってさえいたと述べているという。一方、つい4月には、イランは世界市場に対し、原油を1日当たり約250万バレル供給していた。

トランプ米大統領は5月、核計画に関するイランとの合意から米政府が脱退すると発表。全ての対イラン制裁を回復するとも発表している。

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