台湾副総統、ローマ法王に訪台要請 対中接近に危機感

© AP Photo / Gregorio BorgiaEl papa Francisco en China
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台湾の陳建仁副総統が14日、バチカンでローマ法王フランシスコと面会し、法王に対し台湾訪問を要請した。

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台湾側の発表によると、法王は陳副総統に対し、台湾の蔡英文総統への挨拶のほか「台湾のために祈る」と述べたという。

台湾側は、法王が来年の訪日を検討していることに関連して、その際に訪台を実現させたい考え。

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バチカンと中国政府が中国国内での司教任命に関する暫定合意を締結したことが、9月末に明らかになっている。この合意は歴史的なものとされた。

バチカンは、現在まで台湾との公式な関係を有している17カ国のうちの一つ。最近の1年間で、エルサルバドル、ドミニカ共和国、ブルキナファソが中国政府を支持して台湾との関係を断絶している。

台湾では、中国政府とバチカンの間の合意締結を受け、バチカンが大陸を支持して台湾との関係を拒絶するのではないかとの懸念が生まれている。しかし、陳副総統は、合意が触れているのは宗教問題のみであり、外交関係にはいかなる形でも反映されないと述べ、台湾と法王聖座の76年間にわたる外交関係の安定性に対する自信を表明した。

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