IT・科学 - Sputnik 日本
IT・科学
SNSから最先端テクノロジーまで

「人工の月」 2020年までに中国で宇宙に打ち上げの意向

© AFP 2023 / StringerМомент запуска китайского спутника в провинции Хайнань
Момент запуска китайского спутника в провинции Хайнань - Sputnik 日本
サイン
中国・四川省の省都、成都市が2020年に反射鏡衛星を宇宙空間に打ち上げ、この衛星によって、同市が夜間照明の問題を処理することが可能になると、「アジア・タイムズ・オンライン」紙が伝えている。

スプートニク日本

人工衛星は設計上、本物の月よりも8倍明るくなる。一方で、衛星が照らす範囲の直径は10~80キロとなる。同市では、この恩恵によって街灯の必要性が解消されるはずだと期待している。

この「人工の月」は、その大きさと明るさによって、中国の他の都市からだけではなく、他の国でも夜空に見ることが可能になるとみられている。同市政府はまた、空に浮かぶ「第2の月」によって、観光客を引きつけることができると考えている。

トランプ大統領 - Sputnik 日本
トランプ大統領、宇宙軍創設で露に後れを取ったと認める
成都市では、テストが数年前に開始され、現時点では技術開発と設計作業が既に完了したと指摘されているものの、衛星打ち上げの正確な日程は今のところ不明のままだ。

それと同時に、一連の学者らは、人工衛星が中国の人々の健康に影響を及ぼすのではないかと懸念している。つまり、このような夜間の光が同市住民の「エピジェネティック時計(寿命を予言する老化のバイオマーカー)」に否定的影響を与える可能性があると予想されているのだ。

だが、ハルビン工業大学の教授は、人工衛星の明るさが夕暮れ時とほぼ同じようなものになるため、この明るさは健康に影響を及ぼさないと保証している。

同紙はまた、ロシアが1999年、宇宙ステーション「ミール」に大きさが25メートルの鏡を設置しようと試み、この鏡が太陽光を反射させるはずだったことに言及している。しかし、この計画は故障が原因で中止された。

関連ニュース

露中、月の共同探査で合意

米ウェブサイト「スペースX、宇宙軍拡競争に合流する可能性」

ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала