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研究者らの予測によると、2050年までには気候変動によるアフリカ、南アジア、ラテンアメリカなどからの移民の数は1億4300万人に達する。人々は酷暑、干ばつから、もしくは異常な降水量や海面上昇から逃げるだろう。
研究チームの1人で、ライス大学で教授する生物学者のスコット・ソロモン氏によると、人口移動により、人々が変化を始める。黒い肌や白い肌はもはや存在しなくなり、誰もがオリーブ色や茶色の肌になる。
「人種差別は過去のものになる。5〜10世代後には、人々はお互いに似てくるからだ」
ソロモン氏はさらに、明るい目の色が消滅の危機にさらされると指摘する。
変化は外見だけでなく、身体の内面にも関係する。例えば、将来人類は、マラリア、西ナイル熱および他の疾患が熱帯から温帯に広がりはじめるため、より頑強な免疫が必要になる。
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