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ニューロチャットは、脳卒中やその他の病気によって、発話能力を失ってしまった人たちのために開発された。手や足を失っただけであれば最新の義肢があるが、動くことも話すこともできなくなると、意思を伝えるのは非常に困難だ。
ニューロチャットは、患者の脳信号に反応する電極を装備したヘッドセットと、モニター、プロセッサーなどを含むインターフェースで構成されている。ヘッドセットはWi-FiやBluetoothを通じてコンピューターやタブレット、スマートフォンとつながる。これにより、手も口も動かすことなく文字を入力したり、人と交流したり、ナースコールを押したりと、色々なことができる。
ドライバーのためのソリューションなど様々なスタートアップがコンテストに参加した中で、ニューロチャットが優勝した決め手は、日本社会における需要とのマッチだ。
© Sputnik / Ramil SytdikovOpen Innovations Forum
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日本人審査員のひとりは「他のプロジェクトは日本でなくても世界中で応用できそうだが、ニューロチャットは高齢社会を迎えている日本というマーケットを考えたとき最も面白いのではないか」と話した。
ニューロチャット・ビジネスデベロップメントマネジャーのイーゴリ・ジミンさんは「もちろん、麻痺患者だけでなく、会話や動作が困難な高齢者にも適用できる。ヘッドセットの電極の仕組みは高感度なので脳波が弱くても感じ取れるし、ヘッドセットは医療関係者でなくても簡単に装着できる。ちゃんと装着できたかどうかはモニター上に色で表示されるので、視覚で判断できる」と話している。
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