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使用禁止の対象に入ったのはプラスチックのスプーン、フォーク、ナイフや皿、ストロー、タンブラー、風船の軸、綿棒。惣菜を入れる用など、他に代用ができない使い捨てのプラスチック容器の数は減らされる。
特筆すべきなのはたばこメーカーもフィルターに使用しているプラスチックの量を2025年までに50%縮小し、2030年までには80%のカットを迫られている点だ。
それ以外にも7年後にはプラスチック製のボトルの90%がリサイクルされ、ゴミ捨て場行きにはならない。EUではプラスチックごみによる環境破壊は年間2500万~6億9500万ユーロに上ると試算されている。
世界では年間およそ4億トンのプラスチック製品が作られているが、そのうちリサイクルされるものは20%に満たない。捨てられたプラスチックごみは環境を汚染し、最後は世界海洋へと流れ込む。波間を漂う年間1200万トンのプラスチックごみが海洋生物の命を危険にさらしている。それ以外もプラスチックは細かな粒子となり、食物連鎖に入って拡散している。最近の調査で人間の排泄物から9種類のプラスチックの微粒子が見つかった。
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