友人が証言「カショギ氏はサウジ政府による化学兵器使用の証拠を掴んでいた」メディア報道

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殺害されたサウジ反体制派ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏がサウジ政府のイエメンにおける化学兵器の使用を証明しようと試みていたことが、同氏の近しい友人の証言により明らかになった。英タブロイド紙「サンデー・エクスプレス」が報じた。

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同紙の取材を受けたカショギ氏の友人は、「私は殺害される1週間前に彼(カショギ氏)と会っていた。不安げな様子だった。どうして不安そうにしているのかと尋ねても、彼は答えたがらなかった。そしてようやく、サウジ政府が化学兵器を使用した証拠を掴んだと私に言ったのだった。彼は文書での証拠を欲しがっているようだった」と述べた。

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一方、殺害事件発生の3週間前には「何かが発生していた」との声が上がっている。消息筋の話として、尋問のためカショギ氏をサウジアラビアに帰国させるよう指示が出ていたとの指摘がある。

その他消息筋によると、英国の情報機関「MI6」がサウジ情報機関員に対し、カショギ氏を巡る作戦を中止するよう勧告していた。

2017年より米ワシントン・ポスト紙の記者を務めていたカショギ氏は今月2日、離婚手続きを行うため在イスタンブール・サウジ総領事館を訪れたものの、その後は行方が分からなくなっていた。サウジ検事総長は20日、同氏の死亡が確認されたと発表。当該事件に関与したとみられる容疑者18人が逮捕された。

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